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作成日：2010年1月28日_記事番号：T00020671
応華精密科技、アップル「ｉＰａｄ」筐体を受注か
デジタルカメラやノートパソコン向け筐体（きょうたい）などを生産する応華精密科技（ＡＶＹ）は27日、和碩聯合科技（ペガトロン）と合弁で中国江蘇省に設立した応華精密表面処理（蘇州）に対し1,715万米ドルの追加出資を行うと発表した。応華精密表面処理はアップルｉＰｏｄの筐体を受託生産してきたため、今回の追加投資について市場では、27日（米国時間）にアップルが発表したタブレット型ＰＣ「ｉＰａｄ」でも同社が受注を獲得し、今後の生産に備えたものではないかとの観測が出ている。28日付電子時報が報じた。
応華精密はこの観測に沈黙を守っているが、ロイターも26日、「ｉＰａｄ」の重要部品について、応華精密がアルミ筐体、勝華科技（ウィンテック）および宸鴻光電科技（ＴＰＫタッチ・ソリューションズ）がタッチパネルと、台湾系３社が供給を担うと報じている。
「ｉＰａｄ」は部品から組み立てまでのほとんどを台湾メーカーが請け負うとみられており、筐体については、応華精密のほか鴻海科技集団（フォックスコン）傘下の鴻準精密工業（フォックスコン・テクノロジー）も第２四半期から出荷を開始するとされる。
