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台南企業のTONY WEAR、台湾でUターン上場へ


ニュース 金融 作成日:2010年1月29日_記事番号:T00020686

台南企業のTONY WEAR、台湾でUターン上場へ

 
 アパレル大手の台南企業傘下で、中国で紳士服の「TONY WEAR」、婦人服の「EMELY」など自社ブランドを展開する持ち株会社、台南企業開曼控股(ケイマン諸島登記)は28日、台湾証券交易所に対し、群益証券から株式公開(IPO)に向けた指導を受けるとする申請を行った。早ければ来年初旬にもアパレル業界初のUターン上場が実現する見通しだ。29日付経済日報が報じた。

 台南企業の「TONY WEAR」は、中国の紳士服市場をリードするブランドに成長しており、同社の業績に大きく貢献している。このため同社は、株式公開に向けた準備を積極的に進めていた。

 上場市場としては上海、香港、台湾が候補に挙がっていたが、台南企業の楊富琴総経理は、「透明度の高さを好感して台湾での上場を決めた」と説明。上場により資金調達や事業拡大が有利となるだけでなく、人材の確保にも大きなメリットが見込めると期待を示した。

 また海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の締結が実現すれば、中国からの衣類輸入制限の撤廃が見込まれるため、「TONY WEAR」の台湾での店舗展開も検討しているという。