ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

広告量が6年で27%縮小、09年は400億元割れ【図】【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年1月29日_記事番号:T00020690

広告量が6年で27%縮小、09年は400億元割れ【図】【表】

 
 ニールセンの最新調査によると、5大メディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、屋外広告)を使った2009年の広告・宣伝費の総額は、前年比6.8%減の394億2,000万台湾元(約1,100億円)で調査開始以来最低となった。また04年の545億元からの縮小幅は約150億元、27.7%に達した。29日付工商時報が伝えた。
 
T000206901

 
 業界別で広告費が多かったのは、▽建設▽医薬美容▽政党・政府機関――の3業界。全10業界のうち、パソコン・IT(情報技術)、医薬美容、食品の3業界で1億~4億元増加した一方、それ以外の7業界は3億~6億元の減少となった。

 企業別で昨年広告費が大幅増となったのは、▽統一企業(ユニプレジデント)、5割増▽桂格(クエーカー)、2割増▽健康食品の震達科技(GUARANTY)、8割増――。企業別広告費ランキングでは、建設の遠雄集団(ファーグローリー)が首位、P&Gが2位で、統一が3位にとなった。また、通信業界は大幅減が目立ち、▽台湾大哥大(タイワン・モバイル)、約5割減▽中華電信、23.7%減──となった。
 
T000206902

 
 業界関係者によると、昨年は内需不振によって広告費が大幅に減少した。また、最近は経済力の二極化進行に伴い消費と需要に構造変化が起きており、企業が一般消費者向けの広告費調整を迫られているという。