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TSMCの10年設備投資、過去最高の48億ドル【表】


ニュース 電子 作成日:2010年1月29日_記事番号:T00020701

TSMCの10年設備投資、過去最高の48億ドル【表】

 
 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は、28日に開催した業績説明会で、同社は今年、これまでの過去最高だった2000年の33億米ドルを大幅に上回る、48億米ドルの設備投資を行うと宣言した。前年比では78%もの増額だ。29日付聯合報などが報じた。
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 同社は48億米ドルの設備投資のうち、94%は生産プロセスの開発および生産能力の増強に、2%を新事業に投じる計画だ。

 また張董事長はこの日、今年の半導体産業は、昨年のマイナス9%から18%の成長に、ファウンドリー業界も、昨年のマイナス17%から一気に29%成長に転じると予測し、さらにファウンドリー最大手のTSMCは業界平均を上回る成長を見せると語った。

 今年のIT(情報技術)産業は、パソコンが14%、携帯電話12%、コンシューマ向け電子製品7%の成長と強い成長力を回復すると予測されるため、これに伴い半導体産業も恩恵を受けるとの見方だ。

 業界関係者は、同社の今年の売上高は、前年比30%以上の成長となる4,000億台湾元(約1兆1,230億円)が可能だと指摘した。