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タロコ観光の中国客が落石で死亡、犯人はサルか


ニュース 社会 作成日:2010年2月1日_記事番号:T00020705

タロコ観光の中国客が落石で死亡、犯人はサルか


 700人の同僚とともに台湾観光に訪れていた王捷さん(28歳女性、中国遼寧省瀋陽市)が29日午後2時ごろ、花蓮県の景勝地、太魯閣峡谷(タロコ渓谷)を訪問中に落石の直撃を受けて死亡した。太魯閣国家公園管理処の張登文副処長は、ここ数日の雨と同日午前に発生した地震が原因との見方を示した。一方、傅崐萁花蓮県長は、落石事故が起きた九曲洞遊歩道で最近、崖の上からサルが観光客に向かって投石する問題が起きており、今回の事故もサルが犯人の可能性があると指摘した。30日付蘋果日報が報じた。
 
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九曲洞遊歩道は現在、安全のため東端の出口が封鎖され、西端から出入りさせる措置が取られている(29日=中央社)

 太魯閣峡谷ではこれまでにも落石事故が起きており、今回の中国人ツアー客に対しても、九曲洞遊歩道に入る前にヘルメット着用と道の端を歩くよう注意が行われていた。

 しかし、歩道を歩き終わってヘルメットを返却し、約100メートル先の観光バスに戻ろうとしたところ、突然崖の上から大小の石が落ちてきたという。観光客はかばんや服などで頭を守りながら慌てて逃げたが、王さんはラグビーボール大、約10キログラムの石に頭を直撃され、病院に運ばれたが間もなく死亡した。