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台湾投信のQFII申請、金管会が解禁へ【表】


ニュース 金融 作成日:2010年2月1日_記事番号:T00020709

台湾投信のQFII申請、金管会が解禁へ【表】

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は1月29日、台湾の投資ファンドが中国で適格外国機関投資家(QFII)の資格を取得し、中国のA株市場(国内投資家向け市場)に投資することを認めると発表した。これを受け、元大投信、富邦投信などが週明けにも中国証券監督委員会に申請を提出する構えだ。1月30日付工商時報が伝えた。
 
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 これまでも台湾の投資ファンドは、総資産の10%を上限に中国の有価証券に投資が認められていた。しかし、中台間で金融監督に関する覚書(MOU)が発効する以前は、中国側でQFIIの資格申請ができず、A株市場への投資が不可能だった。各投資ファンドは中国でQFII申請を行った後、5営業日以内に金管会に事後届出を行えばよい。

 中国側はQFIIの申請に当たり、総資産50億米ドルとの条件を設けているが、これを満たす宝来投信、群益投信、国泰投信、復華投信なども相次いで申請を行うとみられる。ただ、中国側での審査手続きは滞っており、外資系ファンド70~80社が認可待ちの状態で、中国側が台湾系ファンドの審査を優遇しない限り、実際にA株投資が可能になるのは早くとも年末になる見通しだ。