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鼎泰豊に共用部分不法占拠判決、忠孝店が移転検討


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年2月1日_記事番号:T00020711

鼎泰豊に共用部分不法占拠判決、忠孝店が移転検討

 
 日本人観光客にも有名な小籠包レストラン、鼎泰豊の忠孝店(台北市忠孝東路四段)が、店舗前に設置している階段や花壇などが入居ビル(阿波羅大厦)の共有スペースを不法占拠しているとしてビルの住民88人に訴えられていた裁判で、台北地方法院は29日、鼎泰豊に階段などの撤去と罰金20万台湾元(約56万円)の支払いを求める判決を下した。鼎泰豊は「撤去した場合、客が入店できず、客の安全のため店を移転することもあり得る」とコメントした。30日付自由時報が報じた。

 判決について胡慧宜・鼎泰豊広報経理は「当店は周辺エリアに多くの消費者を呼び込んでビルの価値を高めており、移転は住民にとってメリットにならない」と強調、協議による円満な問題解決が望ましいという姿勢を示した。

 近隣住民によると、同店には日本、韓国などからの外国人観光客が毎日200人以上来店し、さらに周辺の小吃(台湾式軽食)屋台と合わせて観光スポットとなっており、移転が決まれば一定の影響が避けられないとみられる。