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台プラ3社の中国事業、09年売上高が1380億元に


ニュース 石油・化学 作成日:2010年2月1日_記事番号:T00020715

台プラ3社の中国事業、09年売上高が1380億元に

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、南亜塑膠(南亜プラスチック)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の3社の2009年中国事業は、不調だった第1四半期の業績を後半で立て直し、通年売上高が1,000億台湾元の大台を突破し1,380億元(約3,900億円)を記録した。主に中国の内需市場向けに的を絞った戦略が奏功したもようだ。30日付工商時報が伝えた。

 中国における台化の09年利益は、第1四半期の2億6,300万元から、第3四半期末には38億9,900万元へと急激に成長した。中国政府による農村部の家電普及を目指した補助金支給政策「家電下郷」で、需要が伸びたことが貢献した。

 一方台塑も、第1四半期に4,000万元の損失を計上したが、第3四半期末には10億6,200万元の黒字を回復。また前年同期の20億6,400万元の損失状態からも大幅に改善した。

 なお、今年は中国需要が安定成長し、石化製品の相場上昇も見込めるため、証券会社は3社の中国事業は20~40%成長、売上高1,800億元の達成が可能と予測している。