ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ウィンボンド、40ナノ導入を宣言


ニュース 電子 作成日:2010年2月1日_記事番号:T00020727

ウィンボンド、40ナノ導入を宣言

 
 メモリー大手が相次いで40ナノメートル製造プロセスの導入を決める中、中堅DRAMメーカー、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)の詹東義総経理は、「今年は40ナノプロセスの研究開発と人材に資金を投じる」と表明し、既に液浸スキャナーを発注したことを明らかにした。ただ、同プロセスでエルピーダメモリから技術供与を受けるかについてはコメントせず、「いくつかのプランを検討中」とのみ説明した。1日付電子時報が報じた。

 同社の昨年通年の売上高は195億3,300万台湾元(約550億円)で、純利益は86億1,300万元だった。なお、今年の設備投資は40ナノ導入を含め67億元で、前年比50%の大幅増となる。

 同社の製品比率は現在、▽ニッチ型メモリー、41%▽標準型メモリー、25%▽NOR型フラッシュメモリ、18%▽モバイルRAM、16%──となっているが、今後は引き続き標準型メモリーの比重を下げていく計画だ。詹総経理は「第1四半期はNOR型フラッシュメモリおよびモバイルRAMの需要が非常に強い」とした上で、高度画像処理DRAM(GDDR)で70ナノプロセスの出荷が始まり、同社のニッチ型メモリーへの転換および粗利益向上戦略は順調に進んでいると強調した。