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8インチ受注価格、DRAMメーカー主導で下落【図】


ニュース 電子 作成日:2010年2月1日_記事番号:T00020728

8インチ受注価格、DRAMメーカー主導で下落【図】

 
 台湾積体電路製造(TSMC)傘下の世界先進積体電路(VIS)は、8インチウエハーによる受注価格が予想外の値下げ圧力を受け、第1四半期の受注価格は平均7~8%下落するとの見方を示した。1日付工商時報が伝えた。
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 章青駒同社董事長はこれについて、「DRAMメーカーとの競争圧力が大きく、値下げに追随せざるを得ない状況だ」と語った。

 背景にはDRAMメーカーが続々とウエハーの受託生産にシフトしていることがある。業界関係者によると、力晶半導体(PSC)や南亜科技の8インチ工場は減価償却が完了しており、価格競争力が強い。南亜科技、PSC子会社の鉅晶電子(マックスチップ・エレクトロニクス)は最近値上げしたにもかかわらず、TSMC、聯華電子(UMC)、VISに比べ、まだ受注価格が10%近く安い。華虹NECなど中国勢の安値受注も目立っており、全体として受注価格は下落が確実な情勢だ。