ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

全民健康保険、保険料引き上げ見送り


ニュース 公益 作成日:2010年2月2日_記事番号:T00020739

全民健康保険、保険料引き上げ見送り

 
 呉敦義行政院長は1日、行政院衛生署から提出された全民健康保険の保険料引き上げ案について、「内容が不完全だ」として再検討を指示した。これにより、健康保険料の引き上げはひとまず見送られる見通しとなった。2日付経済日報が伝えた。

 呉行政院長は市民の生活苦に配慮する形で、衛生署に対し、健保財政の改善プランと付帯措置を先に提出するよう求め、その上で健康保険料の引き上げが必要かどうか判断する考えを示した。

 呉行政院長は「健保財政がもたないとしても、市民の負担能力を考え、人口の半分以上は保険料が上がらないようにし、人口の4分の1を占める低所得層は負担軽減を図ることが原則だ」と述べた。また、引き上げ時期については「タイムスケジュールはない」とした。

 楊永良衛生署長は先月下旬、全民健康保険の資金不足が昨年末時点で500億台湾元(約1,400億円)を超え、保険料を引き上げなければ年内に1,000億元を超えるとの見方を示し、年内に保険料を引き上げる方針を示していた。