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豪邸税、台北県と台中市が追随へ


ニュース 建設 作成日:2010年2月2日_記事番号:T00020743

豪邸税、台北県と台中市が追随へ

 
 財政部は1日、台北市がこのほど、高級不動産物件を対象に房屋税(建物固定資産税)の加重課税(豪邸税)を導入する方針を固めたことを受け、各自治体の税務担当者による会合を開き、台北県、台中市も台北市と同時に2011年から豪邸税を導入する方針を表明した。2日付工商時報が伝えた。

 財政部は台北市の豪邸税導入方針を支持しており、各自治体に導入に向けた検討を行うよう文書で求めている。ただ、豪邸の定義や課税方法を巡り、各自治体には戸惑いもみられ、3県市以外で豪邸税を導入する具体的なめどは付かなかった。

 台北市は豪邸税を特に豪華な住宅に限り適用する方針で、約5,000戸が対象になるとの試算を示している。しかし、地価や住宅価格が異なれば、豪邸の基準も異なってくる。台北県政府の担当者は「財政部は豪邸の定義を明確化すべきで、さもないと課税が困難だ」と、財政部主導の基準づくりを求めた。