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亜太会館落札の中華工程、買収は当面見送り


ニュース 建設 作成日:2010年2月2日_記事番号:T00020744

亜太会館落札の中華工程、買収は当面見送り

 
 威京集団による台北市信義区の宿泊・会議施設、亜太会館(アゴラガーデン・タイペイ)入札に唯一応札し、落札者に決まった威京集団グループ企業の中華工程(BES)は、同ビルの取引条件で合意に達することができなかったとして、買収交渉の中止を董事会で決議した。ただ同時に、「威京集団が亜太会館の再入札を実施することになったとしても、絶対に譲らない」と取得に強い意欲を示した。2日付経済日報などが報じた。

 中華工程の沈華養執行副総経理は、購入価格150億台湾元(約430億円)に同社株式10億株を含むという条件で、昨年10月の落札から3カ月にわたって威京集団と協議を続けてきたが、合意に達しなかったと説明した。

 また趙広満・中華工程総経理によると、同社による亜太会館取得は関係者同士の商取引に当たる上、取引額も大きいため、慎重に作業を進めてきたが、依然手続きや必要書類に関して主管機関の要求を満たせておらず、このことも買収中止の要因となったようだ。今後、主管機関と十分な話し合いを持った上で、再度同ビルの買収に乗り出す構えだ。