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トヨタ車1月シェア縮小、リコール問題原因か【表】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年2月2日_記事番号:T00020751

トヨタ車1月シェア縮小、リコール問題原因か【表】

 
 交通部数拠所の統計によると、トヨタの台湾総代理、和泰汽車の1月新車登録台数は前年同月比8.2%減の7,556台で7大ブランド唯一のマイナス成長となり、シェアは29.1%と前月から約10ポイント縮小した。トヨタ自動車が米国などで実施する大規模なリコール(回収、無償修理)が影響したとの見方も出ている。自動車業界全体の1月の新車登録台数は、前年同月比20.4%増の2万5,946台だった。2日付経済日報が報じた。
 
T000207511

 
 和泰汽車はシェア低下について、「確かに1月の受注に減少が見られたが、トヨタのリコール問題とは無関係で、主な要因は販売奨励金の期限を2月12日に延期したため、ディーラーによる1月業績向上への取り組み意欲が低下したこと、および納車時期を春節(旧正月)前に指定する顧客が多いためだ」と説明した。

 ただ同業者は、台湾で販売するトヨタ車に問題はなくとも、大規模リコールによるイメージ低下が今後の新車販売に影響するとみている。

 1月シェアで16.7%の2位に躍進した裕隆日産汽車の新車登録台数は、3万台湾元(約8万5,000円)引きキャンペーンが奏功し、前年同月比67.2%増の4,342台。3位の中華汽車工業は同22%増の4,215台で、シェア16.2%だった。