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作成日:2010年2月2日_記事番号:T00020757
メディアテック、今年の携帯チップ出荷28%成長へ
携帯電話用IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の謝清江総経理は1日、携帯電話向けチップの出荷量について、昨年の3億5,000万セットから今年は28.57%増となる4億5,000万セットに達する見通しだと表明した。調査機関の予測による携帯電話の世界市場の出荷成長率、10%を大幅に上回る成長率で、メディアテックの業界での優位性はますます高まるもようだ。2日付工商時報が伝えた。
謝清江総経理によると、中国市場は昨年10月の国慶節連休以降オフシーズンに入ったものの、第4四半期には中国メーカーが輸出する携帯電話に占める新興市場向けの比率が5割を超え、通年出荷量は年成長率が50%に達したという。今年は新興市場が成長を維持するほか、モトローラ向けの製品が好調とみて、高い成長率を維持できるとの見方だ。
また、今年の製品ラインナップは、出荷ベースでは依然第2.5世代(2.5G)を主力とし、中国独自の3G規格、TD-SCDMAやスマートフォン向けは5%以内にとどまるとの予測を示した。さらに、年内にグーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」搭載のスマートフォン向け2.75Gのソリューションを発表することも表明した。