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作成日：2010年2月3日_記事番号：T00020769
遠東航空、５月29日に運航再開へ
経営再建中の遠東航空（ファーイースタン・エア・トランスポート）に出資した樺福建設の張綱維董事長はこのほど、５月29日までに定期便の運航を再開する方針を明らかにした。３日付工商時報が伝えた。
当初は中台路線、金門、馬祖、花蓮への各路線で運航を再開する予定で、３月12日に開かれる関係者と債権者の第３回会合で再建案が認められれば、運航再開が実現するとしている。
遠東航空は当初、昨年末の運航再開を見込んでいたが、主要債権行の遠東国際商業銀行による債務整理手続きが遅れ、スケジュールに狂いが生じていた。
遠東航空の広報担当者は「再建案は債権行の支持を得ている」と説明した。債務は優先債権、担保付き債権、無担保債権の３種類に分けて償還が進められる。裁判所の審査で確定した債務は124億台湾元（約350億円）で、うち無担保債務80億元に関しては、３年に分けて３％が償還される見通しだ。
