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電子ブック専用リーダー、iPad発売も優位変わらず=MIC


ニュース 家電 作成日:2010年2月3日_記事番号:T00020779

電子ブック専用リーダー、iPad発売も優位変わらず=MIC

 
 電子ブック市場に大きな注目が集まる中、アップルが先週発表したタブレット型パソコン「iPad」や、低価格ノートパソコン(ネットブック)などモバイル製品で電子ブックリーダー用ソフト採用が進むことで、電子ブック専用リーダーの脅威になるとの懸念が出ている。しかし資訊工業策進会市場情報中心(MIC)の周士雄アナリストは、「消費電力が少なく軽い電子ペーパーを採用する専用リーダーの優位は揺るがず、電子ペーパーサプライヤーの元太科技工業(PVI)が最大の恩恵を受ける」との見方を示した。3日付電子時報が報じた。

 市場調査機関は、今年の電子ブックリーダー市場規模を700万~900万台と予測している。周アナリストは、今年はタッチスクリーン機能や第3世代(3G)通信、Wi-Fi通信機能を搭載した機種が大半を占めるとみている。

 今年はまた、友達光電(AUO)傘下の達意科技や富士通、高強光電(SOLLINK)のカラー電子ペーパーが市場に投入される見通しだが、量産規模で勝るPVIの優位は変わらず、同社は今年、世界電子ペーパー市場で70%以上のシェアを維持するとみられる。