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デジカメレンズのラーガン、Q1は人手不足で1割減収も


ニュース 電子 作成日:2010年2月3日_記事番号:T00020780

デジカメレンズのラーガン、Q1は人手不足で1割減収も

 
 携帯電話に搭載されるデジタルカメラ用レンズの出荷枚数世界首位、大立光電(ラーガン・プレシジョン)の林耀英董事長は3日の業績説明会で、「今年第1四半期は前年同期より相当良い」としながらも、前期比では労働力不足のため10%以上の減収となる可能性を示した。3日付経済日報が伝えた。

 同社昨年第4四半期の純利益は前期比23.6%増の9億600万台湾元(25億6,000万円)で、粗利益率は前期比3.1ポイント上昇の44.8%だった。300万画素製品の比重が伸びたことが貢献した。ただ、2009年通年では利益が前年比23%減の25億100万元、粗利益率は過去最低の43.81%にとどまった。林董事長は、モジュール組み立て業務への参入が粗利益率低下を招いた主な要因と説明した。

 林董事長はまた、スマートフォンの普及を好感し、今後は高画素数の製品に注力していく構えを示した。

 注目を集める超小型(ピコ)プロジェクターについては、ブランドメーカーへのレンズ供給は行うが、ランプ分野には参入しない方針だ。さらに、最近参入した光学式タッチパネルでは応用先の拡大が見込めると語った。