ニュース
電子
作成日：2010年2月3日_記事番号：T00020788
ＵＭＣ、市場で３億株自社株買い
聯華電子（ＵＭＣ）は２日の董事会で３億株（発行済み株式の2.31％）の自社株式を市場で取得することを決議した。今回の自社株買いは従業員への譲渡が主な目的で、取得価格は10.95～25.85台湾元、総額は上限505億6,100万元（約1,430億円）を見込む。同社が自社株買いを実施するのは14回目となる。３日付工商時報が伝えた。
同社は金融危機で株価が下落した昨年初めにも、５億株の自社株買いを実施している。
ＵＭＣは同日、子会社の聯電新投資事業公司が太陽電池メーカーの泓昌光電の株式5,300万株を５億3,000万元で取得したことも発表した。薄膜太陽電池、多結晶シリコン太陽電池市場への投資を拡大するのが狙い。
ＵＭＣは３日に業績説明会を開く予定で、市場関係者は業界他社の受注状況から推定して、ＵＭＣの設備稼働率が90％以上を既に回復し、第２四半期には95％以上に達すると試算している。
