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鴻海の郭董事長、淡水のゴルフ場買収へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年2月4日_記事番号:T00020798

鴻海の郭董事長、淡水のゴルフ場買収へ

 
 鴻海精密工業の郭台銘董事長が、台北郊外の新淡水ゴルフ場(台北県淡水鎮)を50億~60億台湾元(約142億~170億円)で買収することを決めた。郭董事長がレジャー産業に投資するのは初めてだ。4日付経済日報が伝えた。

 新淡水ゴルフ場は1966年にオープンした老舗ゴルフ場。敷地面積は14万4,000坪で、高智裕、劉介宙、陳養洲の各氏が株式を保有している。郭董事長は既に劉氏、高氏一族の保有株(株式全体の60%以上)を確保し、現在は陳氏一族との交渉を残すだけとなっている。

 新淡水ゴルフ場は台北市街に近く、立地条件が良いが、設備面では競合のゴルフ場に後れを取っているとされる。しかし、郭董事長は同ゴルフ場を訪れた際、関係者に「ここの景色は非常にきれいだ」と漏らすなど環境条件にほれ込み、買収交渉に乗り出したという。

 ハイテク企業の経営者がゴルフ場経営に乗り出すのは、普立爾科技(プレミア・イメージ・テクノロジー)の黄震智董事長が鴻禧大渓ゴルフクラブ(桃園県大渓鎮)を買収して以来となる。