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砂糖関税25%引き下げへ、妥協案受け入れ


ニュース 食品 作成日:2010年2月4日_記事番号:T00020799

砂糖関税25%引き下げへ、妥協案受け入れ

 
 経済部国営事業委員会(国営会)は3日、食品業界からの砂糖関税の臨時引き下げ要求を受け、国営の台湾糖業(台糖)と食品業者を交えた協議を行った。食品業界が砂糖関税を50%引き下げるよう求めたのに対し、台糖は難色を示し議論は平行線をたどったが、双方は現時点で「25%引き下げ」という国営会による妥協案をいったん受け入れることを決めた。4日付工商時報が伝えた。

 砂糖関税は現在、粗糖が6.25%、精製糖が17.5%となっている。国営会は財政部関税税率委員会に砂糖関税の臨時引き下げに向けた審議を求める構えだ。

 砂糖の国際価格は昨年5月以来80%上昇し、食品業界はコスト上昇に苦しんでいる。このため、業界団体の台湾区糖果餅乾麺食工業同業公会(TCBFF)が関税を半年間限定で50%引き下げるよう求めていた。台湾の砂糖需要量は年間55万~60万トンで、うち90%は輸入に依存している。