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CMC、ブルーレイ増産に注力【図】


ニュース 電子 作成日:2010年2月4日_記事番号:T00020803

CMC、ブルーレイ増産に注力【図】

 
 光ディスク大手、中環(CMCマグネティクス)の翁明顕董事長は3日、「当社は昨年下半期以降、ブルーレイディスク(BD)の生産能力拡充を進めており、同製品の売上比率は今年第2四半期に10%を突破、第4四半期には20%に達する」との見通しを示した。ほとんど利益の出ないDVDに比べ、BDの粗利益率は30~40%と高く、同社は今年、黒字転換も可能とみている。4日付電子時報が報じた。
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 BD生産ライン設置には、月産能力30万枚のライン1本当たり2億~2億5,000万台湾元(約5億7,000万~7億円)の資金が必要で、中堅メーカーには参入が難しい。このため、現在BDの生産能力を持つのは世界でも、CMC、錸徳科技(ライテック)の台湾メーカーや、ソニー、TDK、パナソニックといった日本企業を含む7社のみとなっている。

 翁董事長はまた、2月分からCD-RおよびDVD製品を5~10%値上げすると表明した。世界金融危機の影響で中堅メーカーの倒産や事業縮小が相次ぎ、競合が減って価格競争に歯止めがかかっている上、原料のポリカーボネート価格が大幅に上昇していることが理由だ。ライテックと国碩科技工業(ギガストレージ)も追随するとみられる。