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富士通ノートの外部委託拡大、クアンタなどに恩恵【表】


ニュース 電子 作成日:2010年2月4日_記事番号:T00020808

富士通ノートの外部委託拡大、クアンタなどに恩恵【表】

 
 富士通は今年生産するノートパソコンのうち、台湾の受託生産メーカーなどへの外部委託比率を50%へと、昨年の30%から大きく引き上げる方針だ。これにより主な委託先である広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、英業達(インベンテック)などが恩恵を受けるとみられる。4日付電子時報などが報じた。
 
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 富士通は昨年、高価格製品やビジネス向けなどノートPCの70%を日本で製造し、低価格製品やコンシューマ向け製品など30%を主に台湾メーカーに生産委託していた。今年はコンシューマ向け機種の比重を高めるため、台湾への生産委託が増える見通しだ。

 富士通による、部品調達などを含めたノートPC関連の台湾調達額は今年、前年比2割増の360億台湾元(約1,000億円)が見込まれる。

 富士通は台湾で3日、5.6インチ液晶搭載で世界最小のタッチパネル低価格ノートPC(ネットブック)となる「LifeBook UH900」(4万8,800元)などノートPC5機種を発表した。同社の台湾市場での09年ノートPC販売台数は1万3,000~1万4,000台でシェア約1%だったが、今年は低中価格機種の展開強化で2万台を売り上げ、シェア2%を狙う。