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エイサーの中国シェア、依然伸び悩み


ニュース 電子 作成日:2010年2月4日_記事番号:T00020809

エイサーの中国シェア、依然伸び悩み

 
 宏碁(エイサー)は、中国ノートパソコン市場で2009年末時点でシェア10%の確保を目標としていたが、市場調査機関GfKの統計によると7%の5位にとどまった。エイサーの中国でのノートPC平均販売価格は、全体平均価格の4,700人民元を下回る4,200人民元(約5万6,000円)と、上位5位ブランドで最安だが、低価格戦略も現段階ではシェア拡大に結び付いていないもようだ。4日付電子時報が報じた。

 GfKによると、昨年11月の中国ノートPCシェアは、聯想集団(レノボ)が27.8%で前年同月の23.7%から伸ばし、ヒューレット・パッカード(HP)が18.2%、華碩電脳(ASUS)が9.4%、デルが8.3%で前年比横ばいとなっている。これに対しエイサーは7.1%で前年同月の7.5%より若干下げる結果となった。

 王振堂エイサー董事長は先ごろ、「今後の戦略は既に固めた」と話しており、欧米でのデザイン重視とは異なる低価格戦略を続けるほか、現地の好みに対する理解の深い人材の採用、また日本、中国などのブランド買収・合併も視野に、今年中国シェア3位入りを目指す。