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SPIL、材料価格上昇で値上げも【図】


ニュース 電子 作成日:2010年2月4日_記事番号:T00020815

SPIL、材料価格上昇で値上げも【図】

 
 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手の矽品精密工業(SPIL)の林文伯董事長は3日の業績説明会で、今後材料価格が上昇すれば、生産能力が逼迫(ひっぱく)している現状の下、受注価格の引き上げも検討していると表明した。4日付蘋果日報が伝えた。
 
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 林董事長によると、昨年第4四半期に金価格が1オンス平均1,010米ドルと前期比66米ドル上昇したことにより、同社粗利益率が1ポイント押し下げられた。金以外の材料は現在安定しているものの、これが上昇に転じれば値上げに踏み切る構えだ。

 昨年第4四半期の同社売上高は前期比0.5%増の168億1,300万台湾元(約477億円)、純利益は同68%増の43億300万元だった。ただ、粗利益率は20.1%で3.1ポイント下落した。

 今年第1四半期については、稼働率がラインごとに5ポイント程度下落し、平均単価も微幅で下落するものの、粗利益率はやや改善するとの見方だ。

 なお今年は封止・検査業界が2けた成長を遂げると見込んでおり、通年の設備投資額を前年比143%増の115億元へと大幅に引き上げる。