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太平洋建設集団総裁、そごうへの臨時管理人派遣を要請


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年2月5日_記事番号:T00020835

太平洋建設集団総裁、そごうへの臨時管理人派遣を要請

 
 太平洋崇光百貨(太平洋そごう)の前の経営者である太平建設集団の章民強総裁は4日、台北地方法院に対し、▽そごうの持ち株会社である太平洋流通投資(太流)の董事2人と監事1人の役員権限行使の停止▽役員権限行使の停止後、裁判所が「臨時管理人」を選定し太流を接収する──の2点を求める仮処分申請を行った。5日付工商時報が報じた。
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章民強総裁は、遠東集団によるそごう経営権取得の疑惑に対し検察が捜査を再開することも希望した(4日=中央社)
 
 臨時管理人の派遣は太流とそごうの正常な運営を維持することが目的との説明で、裁判所関係者は「太流とそごうの現状が変更を受けないようにすることが狙い」との見方だ。裁判所は近く関係者双方の主張を審理した上で、仮処分を下すかどうか判断する。なお、李恒隆太流董事長に対しては、章総裁の申請に基づき既に職務権限停止の仮処分が行われている。

 章総裁は4日、遠東集団(ファーイースタン・グループ)がそごうの経営権を獲得した際の、太流の出資額、役員の変更登記が経済部商業司から取消処分を受けたことについて、「遅くなったが正義が実現した」と歓迎の意を表明した。