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高速道路のETC、交通部が接収へ


ニュース 運輸 作成日:2010年2月6日_記事番号:T00020858

高速道路のETC、交通部が接収へ

 
 交通部の葉匡時政務次長は5日、高速道路の自動料金収受システム(ETC)を運営する遠通電収(FETC)が車載機の無料供給を行わず、ETCの普及率が契約に定める水準に達していないとして、交通部がETC事業を接収する方向で準備を進めていることを明らかにした。6日付蘋果日報が伝えた。

 交通部がETC事業の接収方針を固めた背景には、ETCの普及率が36%と低迷していることに加え、FETCが2012年末の高速道路料金距離比例制導入に向けた具体策を示せずにいることもある。当初契約では今年6月時点で普及率45%を確保することが条件となっている。

 今後事業接収となれば、93万人のETCユーザーの扱いが焦点となるが、交通部は中華電信に事業を引き継がせる案も視野に検討を進め、システムの維持に努める構えだ。FETC側は車載機の無料供給が契約条件には含まれていないなどとして、交通部の方針に反発している。

 交通部は同日、ETC業務を担当する李泰明・高速公路局長を更迭した。