中央銀行が５日発表した１月末時点の外貨準備高は、昨年12月末より25億1,300万米ドル増加して3,507億1,100万米ドルとなり、14カ月連続で過去最高を更新した。外貨準備高の世界ランキングは前月と変わらず、中国、日本、ロシアに次ぐ４位を維持した。中銀の林孫源外匯局長は、外貨準備による運用収益の増加が外貨増の主な理由と説明した。６日付工商時報などが報じた。
なお、ユーロ圏で信用危機が懸念されている問題について林局長は、「ギリシャなど欧州連合（ＥＵ）加盟国の財政悪化やソブリン格付の引き下げが主な要因だが、人為的に危機があおられている可能性もあり、ユーロの適正な為替レートは判断が難しい」と語った。
