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金融改革で贈収賄の疑い、台新金控董事長を聴取


ニュース 金融 作成日:2010年2月6日_記事番号:T00020862

金融改革で贈収賄の疑い、台新金控董事長を聴取

 
 陳水扁前政権下での第二次金融改革に絡む贈収賄事件を捜査している最高検察署特別偵査組は5日、台新金融控股の呉東亮董事長が陳水扁総統夫人の呉淑珍氏に1億台湾元(約2億7,700万円)のわいろを贈っていた疑いが強まったとして、呉董事長らの事情聴取を行うとともに、関係先を捜索した。6日付中国時報が伝えた。
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呉東亮董事長は5日夜から事情聴取を受け、6日未明に帰宅した(写真は09年の株主総会に出席した際のもの)(中央社)

 調べによると、呉淑珍夫人が2006年に国泰世華銀行の貸金庫に預けた現金7億4,000万元のうち、1億元は呉東亮董事長から贈られた疑いが濃厚となった。札束の帯封には「台新銀行」という文字が書かれていたとの証言もある。

 呉東亮董事長は、呉淑珍夫人への資金は政治献金だと主張しているもようだ。

 検察は1億元の資金が台新金控による彰化銀の特別株取得に関連し、陳水扁総統夫妻が便宜を図る見返りだったとみて、収賄の疑いで陳水扁前総統と呉淑珍夫人からも事情を聴く方針だ。