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鴻海1月好調、「ハイテク業界に活気戻る」


ニュース 電子 作成日:2010年2月6日_記事番号:T00020868

鴻海1月好調、「ハイテク業界に活気戻る」

 
 EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手、鴻海精密工業は、1月売上高が前年同月比47.56%増の1,363億3,700万台湾元(約3,783億円)となり、1月の売上高としては過去最高となった。また1月は前月比でも約32億元の増収となった。1月の売上高が前月を上回るのは創業以来2回目のことで、丁祈安広報担当は、「パソコン、通信製品、コンシューマー向け電子製品のすべてで売り上げが目に見えて高まっており、世界のハイテク業界がまさに活気を取り戻しつつある」と指摘した。6日付工商時報が報じた。

 鴻海は昨年、金融危機の影響から、通年の売上高が前年比3.4%減となった。しかし、11月、12月はいずれも年成長率でプラスを回復しており、本来の成長軌道に戻ったとみられている。

 昨年、新製品での市場開拓を積極的に進めた同社は今年、液晶テレビでソニーに計500万台の出荷、ノートPCでは総出荷台数が700万台に倍増すると見込まれる。またアップルが先ごろ発表したタブレット型PC「iPad」の生産も鴻海が独占受注するとされ、同社は今年、通年売上高で30%成長が目標となると観測されている。