ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中華映管、利益減少で減資も【表】


ニュース 電子 作成日:2010年2月6日_記事番号:T00020871

中華映管、利益減少で減資も【表】

 
 中華映管(CPT)の林盛昌総経理は5日、同社の1株当たり純資産が昨年末時点で3.93台湾元となり、行政院金融監督管理委員会(金管会)の規定により、同社株が現金による取引を義務付けられる「全額決済株」となる見通しになったことを受け、減資を実行する可能性を示唆した。また、市場で観測されているサムスン電子との資本提携については「現段階で具体的な計画も進展もない」と強く否定した。6日付工商時報が報じた。
T000208711

 
 同社が同日発表した昨年第4四半期の業績は、連結売上高が前期比12.8%減の167億7,300万元(約465億3,000万円)、純損失119億1,800万元で、1株当たり損失は0.72元と前期の2倍に悪化した。ブラウン管(CRT)事業の生産転換に伴う減損計上と反トラスト法(独占禁止法)違反に対する罰金計上などによって損失が拡大した。2009年の通年業績は、売上高577億400万元、純損失377億6,600万元となった。

 同社は今年、黒字転換が最大の目標だ。大型パネルは前年比70%増の2,900万枚、中古型パネルは63%増の2億4,500万枚の出荷を目指す。また、3D(立体)パネルとタッチパネルが今年は売上全体の10%水準に達すると見込んでいる。