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亜飛緑能の台中太陽光発電計画、スペインの高集光型技術を導入


ニュース その他製造 作成日:2010年2月8日_記事番号:T00020897

亜飛緑能の台中太陽光発電計画、スペインの高集光型技術を導入

 
 台湾初の民営による太陽光発電所の建設計画を台中港で進める亜飛緑能は7日、スペインのGuascor社と提携覚書を締結し、共同で高集光太陽光発電(HCPV)による発電所を建設すると表明した。8日付工商時報が伝えた。

 亜飛緑能が台中港電力専業区(II)内に建設する発電所は総発電容量63.34メガワット(MW)の予定で、投資計画は既に5日、交通部による第1段階の審査で承認を受けた。今後第2段階の審査に入るが、順調に行けばスケジュールは当初の予定より2~3カ月早まる見通しだという。

 林銘輝同社董事長によると、Guascorに技術監督を全面的に委託するほか、太陽光追尾装置やインバーターといったシステムを導入し、発電効率を高める計画だ。Guascorは技術や設備を提供することで、発電所に対する30億台湾元(約83億2,000万円)余りの出資(20%以上)に代える。

 なお、Guascorが提供する太陽光追尾システムやインバータ以外の設備はすべて台湾メーカーから調達する予定で、業界に60億~70億元の商機をもたらすと林董事長は指摘した。