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奇美実業のABS生産、3年で3割拡張へ


ニュース 石油・化学 作成日:2010年2月8日_記事番号:T00020899

奇美実業のABS生産、3年で3割拡張へ

 
 ABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)最大手、奇美実業の廖錦祥董事長は6日、売上高と出荷量が過去最高となった昨年に引き続き、今年はさらなる好調が期待されるため、今後3年をかけてABS生産能力を、3割成長の250万トンまで増強すると表明した。6日付経済日報が伝えた。

 同社売上高は昨年、中台合計で1,000億台湾元(約2,774億円)を超えた。同日開かれた奇美実業50周年の祝賀会で、創業者の許文龍氏は「中国市場の成長が売上成長の最大要因」との見方を示した。

 同社は需要の高まりを受け、昨年、生産能力を中台で20万トン増強して180万トン規模まで拡大し、稼働率も80%を超えた。今後も中国市場の発展を成長の原動力に据え、江蘇省の鎮江工場を中心に生産能力拡充を進める計画だ。