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自動車・二輪車
作成日:2010年2月8日_記事番号:T00020900
トヨタ車リコール、台湾への影響限定的
交通部は6日、海外でトヨタの大規模リコール(回収・無償修理)問題が拡大していることに関連し、専門家による会合を開き、米国でリコール対象となった小型車「カローラ」や多目的スポーツ車(SUV)の「RAV4」など8車種の台湾販売分は日本からの直輸入で、不具合を起こした米CTS社製のアクセルペダルを使用していないことを確認した。
ただ、財団法人車輌安全審験中心は、台湾に米国から並行輸入された高級乗用車「アバロン」2モデル、SUV「セコイア」とピックアップトラック「タンドラ」各1モデルはリコールの対象に含まれるべきとの判断を下し、所有者に対し、代理店の和泰汽車で修理を受けるよう通知した。
今回のリコール問題で、交通部が販売店にリコール実施を指示したのは初めてだ。主要販売車種に問題のアクセルペダルが使用されていないことが判明したため、今回のリコール問題の台湾への影響は限定的とみられる。
交通部はまた、ハイブリッド車「プリウス」のブレーキ不具合に関しては、海外でリコールが発表された場合には、和泰汽車に相談電話の開設と所有者に対する書面での通知を義務付け、所有者には仮にブレーキに異常が認められた場合、和泰汽車で修理を受けるよう求めた。