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奇美電、「Q2もパネル供給ひっ迫続く」


ニュース 電子 作成日:2010年2月8日_記事番号:T00020905

奇美電、「Q2もパネル供給ひっ迫続く」

 
 春節(旧正月)明け以降、液晶パネル需要低下を懸念する声が出ていることに対し、奇美電子(CMO)の王志超総経理は6日、現在、関連部品の不足率が1割に達し、生産量が抑えられている影響であり、第2四半期の景気見通しは今期よりさらに楽観的だと強調した。7日付蘋果日報が報じた。

 王総経理によると現在、ガラス基板、ドライバICのほか、偏光フィルム、発光ダイオード(LED)、バックライトモジュールといった部品もすべて供給不足が深刻化しており、さらに中国での労働力不足もあって、液晶パネル供給は今年、ひっ迫状況が続く見通しだ。

 また廖錦祥・同社董事長は、「信用危機などの懸念が出ている欧州市場の今後の動向には注意が必要」としながらも、全体としては継続して受注が入ってきている状況で1~2カ月先まで見通しが立っており、第2四半期も好調が続くとの見方だ。

 なお王総経理は今年の生産能力増強計画について、「第8.5世代の新工場を主とし、同世代による月産能力は年末までに2万4,000枚(ガラス基板投入枚数換算)に達する」と語った。