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DRAM各社、プロセス微細化競争が激化


ニュース 電子 作成日:2010年2月8日_記事番号:T00020907

DRAM各社、プロセス微細化競争が激化

 
 DRAM大手、エルピーダメモリと米マイクロン・テクノロジーの、台湾提携パートナー各社が製造プロセスの微細化競争を激化させている。8日付経済日報が報じた。

 エルピーダ傘下、瑞晶電子(レックスチップエレクトロニクス)の幹部はこのほど、同社が移行を進めている65ナノメートルXS(eXtra Shrink)プロセスで、歩留まり率が80%を超えたことを明らかにした。同プロセスの生産量は、同業の45ナノプロセスの規模に相当するため、今後の競争力向上に大きく貢献するとしている。また同社は、約120億台湾元(約305億円)を投じ、今年中に全生産ラインを40ナノプロセスに移行させる計画だ。

 これに対し、マイクロン陣営の南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)も、それぞれ約35億台湾元(約97億円)分の生産設備を購入し、春節(旧正月)中に休日返上で50ナノ以降のプロセス用液浸装置の搬入を急ぐ考えだ。

 イノテラは今年第4四半期に全生産ラインで50ナノプロセスへの移行を完了させる計画で、42ナノプロセスも今年中旬にテスト生産、第4四半期に少量生産を開始する予定だ。