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力晶、65ナノプロセス早期導入か


ニュース 電子 作成日:2007年8月14日_記事番号:T00002092

力晶、65ナノプロセス早期導入か

 
 14日経済日報によると、日本最大手のDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)メーカー、エルピーダメモリが、来年3月までに標準型メモリ生産に65ナノメートル製造プロセスを導入すると発表したことに伴い、同社と提携関係にある力晶半導体(PSC)も同時に最先端技術を導入できると見込まれ、生産時間の短縮とコスト削減に期待がかかる。

 集邦科技(DRAMエクスチェンジ)の統計によると、今年第2四半期の世界のDRAM市場シェアは、依然サムスン電子がトップで27.2%。「エルピーダ・力晶連合」は15.8%で4位だ。力晶の予測では、65ナノ製造プロセスは70ナノに比べ15%生産量を高めることができ、これによりサムスンとの差を詰めることが期待できるという。

 現在力晶のウエハー月産量は約11万枚で、年末には13万枚まで向上する。力晶とエルピーダが合弁で運営する瑞晶電子 (レックスチップエレクトロニクス)の月産3万枚を合わせると、3社の合計月産量は25万枚に達し、シェアは3割を超えて世界トップとなる。