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永信薬品の米国事業、今年は業績2倍に成長も


ニュース 医薬 作成日:2010年2月9日_記事番号:T00020925

永信薬品の米国事業、今年は業績2倍に成長も

 
 製薬大手の永信薬品は8日、自社開発の薬品5品目が米国食品薬物管理局(FDA)の工場検査を通過したことを明らかにし、これを受けて今年、米市場での業績が倍増するとの見通しを示した。9日付経済日報が伝えた。

 永信薬品は現在、米国で大手ドラッグストアのウォルグリーンとCVSファーマシーと供給契約を結び、3品目を全米で販売している。中央健康保険局による薬価引き下げで製薬会社の台湾市場での利益が圧迫される中、同社は海外市場からの利益比重を、昨年の35%から5年以内に5割以上に引き上げることを目指す。

 一方、懐特生技新薬(ファイトヘルス)も海外市場進出への取り組みを進めている。まもなくテスト生産に入る新設の「無菌植物新薬精製工場」は国際基準に合致しており、同工場で生産された新薬を米市場に供給する方針だ。現在、「血宝PG2」など植物性新薬4品目が米食品医薬品局(FDA)の第2期臨床試験を突破し、3~5年以内に少なくとも1品目が米国で発売できる見込みだという。