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中華汽車の中国事業、今年は最高16万台販売も


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年2月9日_記事番号:T00020931

中華汽車の中国事業、今年は最高16万台販売も

 
 裕隆企業集団傘下、中華汽車工業が中国福建省で合弁により事業展開している東南汽車工業は、1月販売台数が前年の3.33倍となる1万4,337台で過去最高を記録した。これを受け、今年通年の販売台数について、12万~16万台という高い目標を打ち出した。9日付工商時報が伝えた。

 東南汽車は自社ブランドの中型セダン「V3菱悦」と三菱自動車の「ランサーEX」の2車種の販売が特に好調だという。今後、上半期に連続可変トランスミッションを採用した「V3菱悦」の新車種を追加し、下半期は農村への乗用車普及プロジェクト「汽車下郷」をターゲットとして排気量1,300ccの小型商用車を新たに投入する。

 中華汽車幹部によると、中国政府は汽車下郷のほか、購置税(自動車取得税)の税率半減など一連の優遇政策を打ち出しており、今年の市場規模は1,500万~1,600万台に達する見込みだ。ただ、各メーカーの販売台数予測が合計2,000万台近くに達しているとして、供給過多による値下げ競争が起こる懸念も示した。