ニュース 電子 作成日:2010年2月9日_記事番号:T00020932
交通部は8日、台湾と中国を直接結ぶ海底通信ケーブルの敷設を目指す方針を明らかにした。9日付工商時報が伝えた。
行政院と交通部は昨年末の段階でケーブルの直接敷設を認め、中台双方にケーブルの上陸地点を設ける方針を内部決定した。台湾と中国を結ぶ通信ケーブルはこれまで安全保障上の理由もあり、香港、日本、韓国など第三地を経由していた。
今後は中台によるケーブルの共同敷設を解禁し、国家通訊伝播委員会(NCC)と内政部による認可制とする方針だ。
こうした方針を受け、台湾・淡水と中国福建省福州市を結ぶ海底ケーブル建設を計画していた中国聯合網絡通信(チャイナ・ユニコム)と台湾大哥大(タイワン・モバイル)の陣営に、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)が加わることが確定した。中華電信と中国移動(チャイナ・モバイル)も参入を目指している。このほか、中国電信(チャイナ・テレコム)と中華電信は金門島と福建省アモイ市を結ぶ「金厦ケーブル」の敷設を計画しており、既に中国側の認可を取得済みだ。
通信業界では、中台間の直接投資が依然禁止されているため、ケーブルの共同敷設は中台間の業界連携にとって大きな前進となる。
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