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ウィンテック、東莞に工場新設へ


ニュース 電子 作成日:2010年2月9日_記事番号:T00020935

ウィンテック、東莞に工場新設へ

 
 中小型液晶パネル大手、勝華科技(ウィンテック)が、中国広東省の東莞松山湖科技産業園区に19億人民元(約250億円)を投じて工場を新設することで同園区管理委員会と契約を締結した。年内に着工し、来年初頭には操業を開始する予定だ。ウィンテックは、同園区が台湾系ハイテク企業のために設けた「台湾高科技園」に進出が決定した最初の企業となり、同園区では関連企業の誘致にも期待をかけている。9日付工商時報が広州日報の報道を基に伝えた。

 同園区管理委員会によると、ウィンテックは研究開発(R&D)要員だけでも1,000人余り、全体で3万~4万人規模の労働者を募集する。関係者は「東莞は電子産業が発達しているが、最先端技術は欠けていたため、ウィンテックの誘致をきっかけにこれを補う」と述べ、サプライチェーン構築につながるとの期待を示した。

 なお、台湾高科技園には、▽聯華電子(UMC)傘下、IC設計の智原科技(ファラデー・テクノロジー)▽智原100%子会社の秉亮科技(AiceStar)▽発光ダイオード(LED)照明の中盟光電(アライアンス・オプトテク)▽マイクロディスプレイモジュールの晶奇光電(Oculon Optoelectronics)──の4社も入居契約を締結するもようだ。主に地区本部やR&Dセンターといった用途での利用を進めるとみられる。