ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ECFA締結、「タイムテーブルない」=馬総統


ニュース その他分野 作成日:2010年2月10日_記事番号:T00020943

ECFA締結、「タイムテーブルない」=馬総統

  
 中台間で正式交渉が始まった海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)について馬英九総統は9日記者会見を開き、「(締結への)決まったタイムテーブルはない」と発言した。年明け段階では「今年上半期で最も重要な仕事はECFA締結だ」と語っており、後退した印象だ。初回交渉では「市場の対等開放」の考え方をめぐって中台間の意見対立が鮮明になったことが報じられている。10日付工商時報などが報じた。
 
T000209431

馬総統は会見で「ECFA」という英略語を使わず、「両岸経済協議」の用語で統一し、中国語、台湾語、客家語を交えて説明した(9日=中央社)
 
 馬総統はECFA締結の意義について、「民間ビジネスに貢献し、台湾の競争力を高めるため」と説明し、さらに「ECFA締結後は、その他の国との自由貿易協定(FTA)締結に対する圧力も低下し、実現しやすくなる」と強調した。

 ただ一方で、「相手だけでなく、われわれも関税を引き下げるため、相手の方が競争力を持つ商品は、当然台湾製にダメージを与えることになる」とメリットとデメリットがあることを認めた。