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作成日:2010年2月10日_記事番号:T00020960
原相のタッチIC、下半期に売上比率1割以上に
コンタクトイメージセンサー設計大手の原相科技(ピクスアート・イメージング)は9日の業績説明会で、タッチパネル用コントローラICの売上比率が、今年下半期に全体の1割以上に達するという見通しを明らかにした。昨年第4四半期から今年第1四半期にかけての売上比率は5~10%だ。10日付経済日報が報じた。
同社のタッチパネル用コントローラICは現在、オールインワン(モニター一帯型、AIO)パソコン向けと液晶モニター向けが中心。PC受託生産大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)に供給しているほか、このほど製品20種類がマイクロソフトから認証を受けた。このうち1種類はノートPC向けだが、まだ量産段階には至っていない。黄森煌同社董事長は「ノート向けはさらなる努力が必要だ」と語った。
同社の昨年第4四半期の売上高は前期比10.38%減、前年同期比0.17%増の10億3,400万台湾元(約29億円)。純利益は前期比21.3%減の2億2,500万元となった。粗利益率は43.38%で前期の47.65%から4.27ポイント下落した。昨年通年売上高は37億5,400万元で、純利益8億4,800万元、粗利益率は46.5%だった。