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南亜科・イノテラ、42ナノでQ2サンプル出荷


ニュース 電子 作成日:2010年2月10日_記事番号:T00020963

南亜科・イノテラ、42ナノでQ2サンプル出荷

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手メーカー、南亜科技と提携パートナーの米マイクロン・テクノロジーは9日、最先端42ナノメートル製造プロセスによる生産準備が整ったと共同で発表した。同じく台プラ傘下の華亜科技(イノテラ・メモリーズ)とともに、第2四半期にサンプル出荷を行い、下半期から量産に入る計画だ。42ナノプロセスによる生産準備完了は台湾メーカーとしては初めてで、さらに今後は30ナノプロセス技術の開発にも着手する構えだ。10日付経済日報が報じた。

 高啓全イノテラ総経理は、「これまで台湾DRAMメーカーは、日韓の同業者に比べ製造プロセス技術で約1年の後れがあったが、今回の42ナノプロセス開発で、後れを約9カ月まで縮めたことになる」と強調した。

 現在、南亜科・イノテラの主力プロセスは50ナノで、42ナノを導入すれば1枚のウエハーから切り出せるチップの量が約30%増加し、大幅なコスト低減が可能になるという。

 先進プロセスの導入に伴い、南亜科では今年の設備投資に190億台湾元(約532億円)を、イノテラは520億元を投じる予定だ。