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ASUSとペガトロンの経営分離、株主総会で承認


ニュース 電子 作成日:2010年2月10日_記事番号:T00020965

ASUSとペガトロンの経営分離、株主総会で承認

 
 華碩電脳(ASUS)は9日に開催した臨時株主総会で、懸案である和碩聯合科技(ペガトロン)の経営分離(スピンオフ)計画に株主の承認を獲得した。株主が最も懸念する、経営分離後の新ASUSとペガトロンが6月24日に同時上場できるかどうかについては現時点で未定だが、施崇棠董事長は「実現できなければ役員報酬を受け取らない」と強調、株主の説得に努めた。10日付聯合報が伝えた。

 ASUSは、ペガトロン分離と同時に85%減資を計画しているが、今年1株当たり2台湾元以上の現金配当を行い、税負担によるマイナス分を補てんするとした。経営分離と減資の基準日は6月1日、現ASUSの1,000株が、新ASUSの150株、ペガトロン403.7274株となる。

 今回の2社の経営分離と減資計画は、昨年12月の発表時に個人投資家や外国人株主の反発を呼んだ。ASUSが株主の説得に努めた結果、9日の株主総会(出席率77.83%)で異議申し立てた株主はごくわずかだった。