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馬氏無罪判決、総統府機密費事件にも無罪予想


ニュース 政治 作成日:2007年8月15日_記事番号:T00002097

馬氏無罪判決、総統府機密費事件にも無罪予想

 
 中国国民党(国民党)の総統選挙候補者である馬英九氏に、台北市長時代の市長特別費の個人使用が汚職に当たるかどうかが争われた裁判で、無罪の一審判決が出た翌15日、台湾各紙はそれぞれ数ページを使って大々的に報じ、関心の高さをうかがわせた。

 判決については、野党側は喝采を浴びせ、与党側は非難するというおきまりの光景が繰り広げられたが、民主進歩党(民進党)所属の蘇煥智台南県県長は、「今回の判決基準を見る限り、総統府機密費を横領したとして起訴されている、呉淑珍総統夫人らは問題ないだろう」と語り、無罪を予想した。今回の馬氏の無罪判決は、「特別費の個人使用は慣習で認められており、馬氏にも犯意がなかった」ことが重要なポイントとされた。

 判決の総統選挙情勢への影響については、「中間層の有権者の支持獲得に有利」(呂国華宜蘭県長、国民党)などの見方が出ているが、「総統選挙まではまだ半年以上の時間があり、何とも言えない」という声も多い。