ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾球界で「性的接待」横行、元大リーガー・ホームラン王も


ニュース 社会 作成日:2010年2月11日_記事番号:T00020974

台湾球界で「性的接待」横行、元大リーガー・ホームラン王も

 
 板橋地方法院検察署が10日提出した不起訴処分通知書などによって、多くの有力選手が八百長を企む暴力団組織から、度重なる「性的接待」を受けていたという球界の乱れた実態が明らかとなっている。11日付蘋果日報が報じた。

 台湾人投手として初めて米大リーグで勝利を挙げた前兄弟エレファンツの曹錦輝投手(28)も、今回の事件では証拠不十分として不起訴処分となったものの、八百長を仕組んだ暴力団グループ「雨刷集団」から何度も性的な接待を受けていたもようだ。

 元兄弟所属で「雨刷集団」と選手の仲介役を務めた荘宥霖(荘宏亮から改名)元投手の証言によると、曹投手は少なくとも5回の性的接待を受け、毎回10万台湾元(約28万円)以上の費用が使われたという。台北市でホテルを経営する女性によると、一度に2人の女性を連れて「登板」したこともあったそうだ。

 曹投手は2度、八百長を行うことを承諾したものの、台風などでいずれも中止になったとみられている。兄弟は事件発覚に伴って今年は曹投手との契約を更新せず、他球団も獲得の意思を示していないため、同投手の台湾でのキャリアは絶たれることになる。

「セックスパーティー」開催も

 一方、過去にホームラン王を4回獲得した謝佳賢外野手(33)も不起訴となったが、同様に度重なる性的接待を受けていたことが分かった。八百長問題で08年に起訴された米迪亜ティー・レックス(既に解散)の林秉文代表が開いた「セックスパーティー」にも参加し、毎回他選手と共に10人以上の女性と夜を過ごしたという。

 同選手も、球団から契約を更新しないと通告されており、台湾での選手生命を終えることになりそうだ。