ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

高雄港港湾作業員、100人がサボタージュ


ニュース 運輸 作成日:2010年2月11日_記事番号:T00020978

高雄港港湾作業員、100人がサボタージュ

 
 デンマークの海運大手、APモラー・マースクが高雄港の埠頭(ふとう)使用契約更新を見送り、コンテナ積み下ろし業務を請け負っていた中国貨櫃の従業員が解雇される見通しとなったことを受け、同社の作業員100人余りが10日、解雇手当の上積みを要求し、埠頭での作業の集団サボタージュを決行した。10日付経済日報が伝えた。

 サボタージュの影響で、同埠頭での船舶運航が遅れ、マースクの貨物船を利用する貿易業者数百社に影響が出た。

 マースクの高雄港撤退では、中国貨櫃の作業員約100人、マースク子会社の台湾埃彼穆勒(APモラー)船舶装卸公司の作業員ら約300人の計約400人が解雇される見通しとなっている。

 このうち、中国貨櫃の作業員は解雇手当の上積みを求めており、11日に労使交渉が予定されている。作業員らは春節(旧正月)期間の勤務を拒否する方針で、関連業者は韓国・韓進海運に作業代行を依頼するなど、混乱が広がっている。