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クアンタとコンパル、3月以降に中国労働者不足解消か


ニュース 電子 作成日:2010年2月11日_記事番号:T00020990

クアンタとコンパル、3月以降に中国労働者不足解消か

 
 ノートパソコン部品メーカーの予測によると、ノートPC受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)や仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)が直面している中国工場の労働者不足問題は、3月には改善する見通しだ。11日付工商時報が伝えた。

 中国工場の労働者不足はノートPCメーカーの多くで10~15%程度、大手より労働条件が劣る部品メーカーでは20%に達しているという。また春節(旧正月)時期には例年、帰省などをきっかけに労働者の10%が離職するが、中国政府が現在、農村部の内需拡大やインフラ整備を進めているため、今年は工場に戻らない労働者がさらに増えるとも予想されている。

 各社は賃金引き上げや残業手当の追加などの措置を採っているが効果は限定的で、実際に人材を確保できるのは春節休暇以降となりそうだ。