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桃園空港の荷物カート、苦情トップに


ニュース 運輸 作成日:2010年2月22日_記事番号:T00021037

桃園空港の荷物カート、苦情トップに

 
 国際空港評議会(ACI)が発表した空港のサービス品質・2009年度世界ランキングで、台湾桃園国際空港の順位が昨年の18位から27位へと大幅に後退する中、利用客から交通部民用航空局に寄せられた同空港に対する苦情のうち最も多かったのは、荷物カートに関するものだったことが分かった。19日付聯合報が伝えた。

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桃園空港では今後、荷物カートの大規模な追加や回収要員の増員を行ってサービス向上を図る考えだ(20日=中央社)
 
 旅行会社の担当者が「使いたいときに見当たらず、やっと見つけても押せど動かず、動いたと思ったら異音を発する」と形容するように、荷物カートに対するマイナス評価は利用客に共通していた。ACIの報告書でも問題としてやり玉に挙がった。

 民用航空局は、「第1、第2ターミナルに各1,700台の荷物カートがあり、免税店が提供している600台を加えれば十分な数だ」としている。しかし、到着ロビーや駐車場からのカートの回収が旅客機の離着陸に追い付かず、荷物のターンテーブル付近にカートが見当たらないこともしばしばだという。

 このほか、空港内のレストランで牛肉麺が法外な値段で売られていることや、免税店の強引な客引きなどに対する不満も根強く、改善点が多いのが現状だ。